中学受験、講習や模試はどう選ぶ? 我が家の“判断軸”

こんにちは。
中学受験に取り組む子どもの父として、そしてFP・税理士として家計を見つめている者として、今回は**「講習や模試の選び方」**について書いてみたいと思います。


■ 案内の嵐。「これ、全部受けなきゃいけないの?」

6年生になると、塾から次々に届く案内——
「春期講習、夏期講習」「志望校別特訓」「実力確認模試」「記述問題対策講座」…。

親としては「受けさせなきゃ伸びないのでは?」という不安に駆られがちですが、すべてを受けていたら子どもも疲れ、家計も疲弊してしまいます。

我が家では、焦らず、慌てず、“目的”と“効果”を見極めながら選ぶことを意識しています。


■ 我が家が実際に“パスした”模試・講座とその理由

中学受験を始めた当初から、我が家は講座や模試を「取捨選択する」方針を明確にしてきました。

❌ パスしたもの(一部)

  • 志望校別テスト(3月):当時の実力では歯が立たないと判断。子どもも希望せず、無理に受けずに済みました。
  • 志望校別特訓(2月開始):塾に通い始めたばかりだったため、これ以上の負担は危険と判断。親が主導でパス。
  • 関西エリア向けハイレベル模試:東海圏の我が家には不要と考え、受けず。
  • 国語の記述問題特訓講座:まだ記述問題に慣れておらず、かえって自信を失うリスクがあると判断。

これらの判断には、「親の意見」と「子どもの様子」の両方を大事にしています。
子どもが望まないもの、逆効果になりそうなものは受けさせない。
受けないことで時間・お金・自信を守れることもあるのです。


■ 受講必須でも、“納得して受ける”姿勢を大切に

浜学園では春期・夏期講習は原則必修。選べる余地はありません。
ですが我が家では、仮に選択の余地があっても受講させていたと思います。理由は明確です。

  • 春期・夏期講習は復習中心で、効果が出やすい
  • 本人が拒否しても、ここは“やって損なし”と判断

受講の可否だけでなく、「なぜ受けるのか」を子どもに説明し、納得感を持たせてから受けることを大切にしています。


■ 親子で“選ぶ力”を養う時間にもなる

我が家の判断ルールはシンプルです。

  • 必要だと思う場合:理由を説明し「お父さんはこう思うけど受ける?」と意思確認
  • 不要だと思う場合:逆効果の可能性を説明し「どう思う?」と問いかける
  • どちらでもいい場合:メリット・デメリットを話し、最終判断は子どもに任せる

なお、これまで「どちらでもいい」で子どもが選んだケースはありません(笑)。
でもこのやり取り自体が、子どもに選ぶ力や考える力を育てる時間だと感じています。


■ 模試の効果は限定的? でも、意味がある

模試を受けたあと、実はまだ振り返りがうまくできていません。
「間違えた問題こそ宝」と親は伝えているのですが、まだそれを実行できるほど子どもが成熟していないのだと感じます。

とはいえ、成績が少しでも上がるとものすごいモチベーションの上昇につながるのも事実。
さらに、小学生とはいえ受験生は想像以上にレベルが高く、模試に出るような問題に繰り返し触れるだけでも、自然と記憶に残る効果もあると感じます。


■ まとめ:「全部やる」より「意味のあるものを選ぶ」

中学受験の講座・模試は、“数”ではなく“質”が大事。
むやみに増やすよりも、目的を持って選んだ方が、子どものためにも、家計のためにも良いと感じています。

  • やらせる前に話す
  • 受ける前に理由を伝える
  • 受けたあとに一緒に振り返る

この3つを意識しながら、我が家では「本当に意味のある講座・模試」を選んでいます。


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