vol-003|授業の話を楽しそうに話す息子に、救われた夜
初回の復習テストでいきなり40点を取って帰ってきた夜。 私は気丈にふるまっていたつもりでしたが、内心はぐらぐらに揺れていました。
「このままで大丈夫なのか……?」
入塾したばかりとはいえ、あまりに衝撃的な点数。 それまで“算数は得意”と思っていた親の思い込みは、もろくも崩れ去りました。
でも、その夜の食卓で—— 息子は目を輝かせながら、授業の話をたくさんしてくれたのです。
「今日ね、先生がさ……」 「この問題、答えが3つもあるんだよ!」
テストの点数には触れず、ただただ「今日あったこと」を楽しそうに話す息子の姿に、私は救われました。
「やる気がある」 「塾を楽しんでいる」
この2つの事実だけで、もう充分じゃないか。 点数ではなく、この笑顔こそが、我が家の“初日”の成果なんじゃないか。
そう思えたとき、私の中で何かが少し、溶けた気がしました。
子どもは、いつだって大人の想像を超えてくる。 良くも悪くも、親の想定通りになんていかない。
でも、それが子育ての面白さであり、受験の奥深さでもあるのだと思います。
この夜の記憶は、我が家の中学受験生活の中でも、ひときわ温かい灯のように残っています。
「点数」じゃなく「声」や「表情」に目を向けたとき、見えてくるものがある。
そんな瞬間が、あなたのご家庭にもあればいいなと、願っています。
——(完)
※この記事は、MKリアルブログ連載「中学受験、父と息子の365日戦記」の第1話に対応したメッセージです。
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