vol-019|「塾友」の話をする息子に、ちょっと嬉しくなった

「〇〇くんがね、今日さ――」
「□□くんが問題解いててね――」

そんなふうに、息子が塾での友達の話をしてくれることがあります。

はじめて耳にした名前のことも多いけれど、話を聞いていると、その子たちがとても大切な存在なんだということが伝わってきます。

塾といえば「競争」のイメージが強い世界かもしれません。
実際に、クラス分けやテストの順位に、子どもも親も一喜一憂してしまいます。

でも、その中にちゃんと「仲間意識」もあって、
「一緒に頑張っている」空気があるんだなと感じられるとき、少しホッとするのです。

家での勉強は、時に孤独で、苦しいこともあるけれど、
塾では、同じように机に向かっている子たちがいて、
先生がいて、ちょっとした雑談や笑い声があって。

そんな空間が、息子の心を少しずつ支えてくれている気がします。

だから、塾の帰り道やお風呂の中で、
楽しそうに「塾友」の話をしてくれると、なんだか嬉しくなるのです。

それは、彼が「受験生」である以前に、
ひとりの子どもとしてちゃんと息づいていて、
日々をちゃんと生きている証のように感じられるから。

中学受験は確かに大変だけど、
その過程で得た人間関係や経験が、
息子にとって温かい記憶になるといいなと思います。

このお話は、「中学受験365日戦記」第4話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。

息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第4話を読む

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