vol-027|中学受験がくれた「親の学び直し」の時間
気がつけば、理科や社会の教科書を、毎日めくっている自分がいました。
「これ、どういう意味?」と聞かれて、即答できなかったあの日から、
ちょっとずつ親の“学び直し”が始まったように思います。
中学受験には、親の関わりが必要不可欠だとよく言われます。
ときには一緒にテキストを開いたり、プリントの整理をしたり。
そして何より、子どもが悩んでいる内容に少しでも寄り添おうとすると、
親自身が「学ぶこと」から逃げられなくなります。
でも、これは決して悪いことではありませんでした。
たとえば、利根川を「坂東太郎」と呼ぶのは知っていたけれど、
筑後川が「筑紫次郎」、吉野川が「四国三郎」と呼ばれているなんて、初めて知りました。
「へぇ〜、そんな呼び名があるんだね」と、子どもと一緒に驚きながら、
どこか懐かしい気持ちで教科書をめくっている自分がいました。
子どもに教えるというより、
自分も隣で一緒に“再履修”している。
そんな感覚が心地よく感じるときもあります。
中学受験は、親にとっても学びの時間。
たとえ志望校の問題に手も足も出なかったとしても(笑)、
その過程にある発見や成長は、きっと何にも代えがたいものになるはずです。
一緒に学んでいく時間を、これからも大切にしていけますように。
このお話は、「中学受験365日戦記」第5話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第5話を読む
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