vol-031|見守るって、思っている以上に難しい
「見守ることが大切です」
子育てや受験の本には、よくそう書かれていますよね。
でも実際には――
思っている以上に、それは難しいことだと、私は感じています。
宿題をやっていないと分かっていながら、声をかけずにいられるか。
寝る前になって、明日の準備ができていないとき、黙って見ていられるか。
テストの点数が下がっても、焦らず騒がず受け止められるか。
子どもの行動に、いちいち反応してしまう自分がいる。
先回りして、道を整えてやりたくなる気持ちが湧いてくる。
「見守る」つもりだったのに、いつの間にか「干渉」や「指示」になってしまう。
子どものことを信じているつもりでも、
本当に信じて、手を離すのは怖い。
うまくいかなかったとき、もっと早く関わっていれば…と後悔しそうで。
「見守る」って、簡単に聞こえるけれど、
実は親の覚悟が試されている行為なのかもしれません。
それでも、少しずつでもできるようになりたいですね。
口を出したくなったときに、ぐっとこらえて、
子どもが自分の足で歩いていく姿を、黙って見届ける強さを持てるように。
そんなふうに、私も日々試されながら、学びながら、親をやっています。
——見守ることに、何度も失敗してしまっても、大丈夫。
あなたもきっと、少しずつ上手になっていけるはずです。
このお話は、「中学受験365日戦記」第6話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第6話を読む
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