vol-035|「これは…小学生に管理できる量じゃない」──親が驚いた教材の山

塾から渡された教材を前に、思わず立ち尽くしてしまった日がありました。

国語、算数、理科、社会。
それぞれの授業に対応したテキストやノート、プリントの数々。
しかも、日ごとに課題が設定され、範囲も違えば提出日も異なる。

「いや、これ……小学生に管理できる量じゃないよね?」

心の中でそう呟いたあと、ふと気づくのです。
「じゃあ、誰が管理するのか?」と。

もちろん、最終的には子ども自身に任せたい。
でも、まだそこまでの“勉強体力”も、“段取り力”も育っていない中で、放っておくのは無理がある。

ときどき一緒にプリントを整理したり、教材を見直したりしながら、少しずつ環境を整えていく。
そんな地味なサポートが、結構大切なのかなと思っています。

そしてある日ふと見てしまうのです。
山のような課題に、黙々と向かうわが子の背中を。

「すごいな」と思いました。
こんなに大変なことを、投げ出さずに続けている。
点数や順位よりも、そのこと自体に胸を打たれました。

中学受験は、本人の勝負でありながら、家族の挑戦でもあります。
だからこそ、親もまた、戸惑い、葛藤し、気づき、育っていくのかもしれません。

—— あなたにも、そんな日がありませんか。

このお話は、「中学受験365日戦記」第8話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。

息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第8話を読む

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