vol-038|手取り足取りのサポートを手放すとき
「勉強しなさい」
「この問題、解き直した?」
「やったって言っても、ほんとに見直したの?」
—— 中学受験期の親の役割って、結局のところ、
この“勉強やれフォロー”が中心だったのかもしれません。
今思えば、そのひと言ひと言に、
どれほどのエネルギーを使っていたのだろうと感じます。
毎日、言うか言わないかで迷い、言っては後悔し、
言わなければ言わないで不安になる。
そんな堂々巡りの中で、私たちはずっと走り続けていた気がします。
でも、あるときから、息子が少しずつ自分で動くようになってきました。
プリントを出す。間違え直しに取りかかる。
言われなくても、次の予定を確認している。
そうなったとき、ふと、手持ち無沙汰な感覚に襲われたんです。
「あれ?私、今、何もしていないな」って。
それは嬉しいことなのに、ちょっと寂しい。
でもきっと、そうやって“やること”が減っていくのは、
親としての役割が少しずつ変化してきた証なのかもしれません。
—— あなたも、そんな瞬間に立ち止まったことがあるでしょうか。
このお話は、「中学受験365日戦記」第8話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第8話を読む
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