vol-005|「もっと頑張らせたい」は、親の願いか、不安か──
テストの点数が悪いとき、親としてどう感じるか。
「やっぱりもう少し頑張らないとダメだよね」 「このままじゃ第一志望は厳しいんじゃないか」
そんな言葉が、心の中をぐるぐる回る。 でも、それは子どものため? それとも、自分の安心のため?
——中学受験が始まった頃、私はそんな問いに直面しました。
本音では「結果も欲しい」。 でも、それを子どもに押しつけてはいけないとわかっている。
だからこそ、自問自答するんです。
「もっと頑張らせたい」は、誰の願いなのか?
中学受験という舞台は、子どもが主役。 でも、親だって不安になる。 だから、願いと不安の境界線が見えなくなる。
そのとき私は、「子どもがどんな気持ちで目の前の勉強に向かっているか」を見つめ直しました。 頑張っているのに、結果が出ないときもある。 その“報われなさ”に、寄り添える親でいたい。
親としてできることは、「もっとやらせる」ことじゃなくて、「今のがんばりを認める」ことかもしれない。
もしあなたが、あの日の私と同じように 「もっと頑張らせたい」と感じていたら——
その気持ちはきっと、子どもへの愛と、あなた自身の不安から生まれたもの。 そのどちらも、間違っていない。
だから、ゆっくり深呼吸をして。 今日も頑張っている我が子を、そっと見守ってあげてください。
——(完)
※この記事は、MKリアルブログ連載「中学受験、父と息子の365日戦記」の第1話に対応したメッセージです。
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