vol-009|『子どもの進歩に目を向けよう』って分かってるけど、できない日もある
中学受験の本を読むと、たくさんの「正しいこと」が書かれています。
「子どもの努力を認めましょう」
「結果よりプロセスが大事です」
「進歩に目を向けてあげてください」
どれも本当にそうだと思います。
それに、私自身も、親としてできるだけそうあろうと努力しています。
でも、分かっていても——できない日もあるんです。
例えば、テストの点数が振るわなかった日。
前回より少しでも上がっていれば「頑張ったね」と言えるけれど、
前回より下がってしまったら、さすがに落ち込んでしまいます。
「昨日あんなに勉強したのに」「あれだけ言ったのに」なんて、つい思ってしまったりして。
そんなとき、子どもは案外けろっとしていたりして。
「まぁ、次がんばるよ」なんて笑ってる。
その姿を見て、「どうしてそんなに危機感がないの?」ってまたイライラする。
本当は、子どもを責めたいわけじゃないのに。
でも、少し時間が経ってふと思い出すんです。
——入塾したばかりの頃は、もっとずっと点数が低かったよね。
——あの頃に比べたら、できることも増えたし、夜遅くまで机に向かうことも増えた。
——苦手な社会だって、最近は文句言いながらも覚える努力をしてる。
そう思えたら、少し気持ちが緩んできます。
子どもって、じわじわ、静かに、ちゃんと成長してるんですよね。
それを、つい見落としてしまうだけで。
もちろん、いつも穏やかでいられるわけではありません。
「分かってるけどできない日」があるのは、親だって同じ。
そんな自分を責めずに、また明日から、できることをやっていけばいいんだと思います。
——あなたへ。
このお話は、「中学受験365日戦記」第2話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第2話を読む
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