vol-016|「結果が欲しい」と思ってしまうのは、親の本音です
中学受験は、結果ではなく「プロセスが大事」——
そんな言葉を、私も何度も耳にしてきました。
確かにその通りだと思います。
試験の成否にかかわらず、子どもが努力を重ねた時間、悩みながらも前に進んだ日々は、間違いなく宝物です。
それが子ども自身の「生きる力」になる、と信じたい。
でも——
やっぱり「結果が欲しい」と思ってしまうこともありますよね。
一生懸命やっている我が子に、何か形のある“ごほうび”をあげたくなる。
報われてほしい。合格通知を手にしてほしい。
そのために親だって、生活を工夫して、時には我慢もして、家族みんなでこの道を歩いている。
だから、本音では——
「できるなら受からせてあげたい」と思う。
「どうか受かってほしい」と願ってしまう。
それは、親として自然な気持ちなのだと思います。
もちろん、子どもに「結果だけを求めている」と誤解されてしまうのは避けたい。
でも、内心でそう思ってしまう自分を、責めなくてもいいのではないかと思うのです。
だって、
それだけ子どものことを大切に思っているから。
それだけ子どものがんばりを見てきたから。
そして、子どもの未来に「希望」を持っているから——
だから「結果が欲しい」と、つい願ってしまう。
それは、あなたが真剣に、親として向き合っている証です。
——あなたへ。
このお話は、「中学受験365日戦記」第3話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第3話を読む
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