vol-018|授業の話をしてくれた日、習い事ってこういうことかもと思った
ある日の夕食後、息子が突然、塾の授業で習った話を楽しそうに語り始めました。
話の内容は細かくは覚えていませんが、そのときの目の輝きは、今でも忘れられません。
算数の問題の面白さや、先生のちょっとした言い回し。
「今日の授業、めっちゃ楽しかった!」という声に、こちらの疲れも一気に吹き飛ぶようでした。
中学受験の塾は、どうしても「勉強する場所」という印象が強いかもしれません。
それはもちろん間違いではないけれど、本人が楽しめる何かを見つけられたなら、それはもう「習い事」として、十分に価値があるのかもしれない――そんなふうにも思えたのです。
親があれこれ言わなくても、自分から話したくなるような時間。
勉強そのものより、そこで得た何かを誰かと共有したいと思える経験。
それこそが、学びの芽なのだと思いました。
中学受験は、たしかに過酷です。
でもその中で、こんなふうに子どもが笑ってくれる瞬間がある。
だからこそ、私たちはまた明日も、親として寄り添おうと思えるのかもしれません。
このお話は、「中学受験365日戦記」第4話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第4話を読む
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