vol-025|「国語の問題を親が解いてみる」ことの効能
国語の問題、とくに記述式の設問は、子どもだけでなく親にとっても難しく感じることがあります。
だからこそ、もし時間と心の余裕があるなら、一度ご自身でも実際に解いてみることをおすすめしたいなと思うのです。
解答欄のスペースに、真剣に「答え」を書いてみる。すると、不思議と見えてくるものがあるんです。
「これ…採点できないよね」
「どれも正しそうで、どれも間違ってる気もする」
「結局、何を基準に点数がつくの?」
そんな戸惑いに触れたとき、子どもが普段、どれだけ“あいまいな世界”の中で努力しているかを、少しだけ実感できるようになる気がします。
そして、「なんでこんな答え書いたの?」と問い詰める前に、
「これは迷っただろうな」「自分も書けなかったかもな」と、寄り添える感覚も生まれてくるかもしれません。
もちろん、全問を親が解く必要なんてありません。
でも、たとえば一問でも。たとえば週に一度でも。
「子どもの努力は、きっと思っている以上に価値がある」
そんな視点が、親の心に生まれるきっかけになるかもしれません。
このお話は、「中学受験365日戦記」第5話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
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👉 中学受験、父と子の365日戦記|第5話を読む
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