vol-026|「ズレた解答」にイライラする前に思い出したいこと

テストの答案を見ていて、こんなことありませんか?

「どうして、こんなズレた答えを書いちゃうの?」
「え、設問の意図、ちゃんと読めてる…よね?」

子どもの解答に、どうしてもツッコミたくなってしまう。
冷静になろうと思っても、心のどこかで湧きあがるイライラ。

でもそのとき、ふと、思い出したことがあるんです。

自分だって、テストでズレた答えを書いた経験があるということを。

たとえば、「雲」についての記述問題で「空の水蒸気が集まってる」とだけ書いて減点されたこと。
「この気持ちにふさわしい言葉を選びなさい」という設問で「楽しい」を選んだら、
正解は「安らぐ」だったこと。

…思い返せば、そんなズレた答えを書いた記憶が、いくつもよみがえってきました。

そして気づいたんです。

子どもの解答が的を外していたとしても、
それは「まだ知らないこと」がある証拠であり、
「試行錯誤の途中」にいるというサインでもあるということ。

正解にたどり着く前に、間違えたりズレたりするのは、実はとても自然なこと。

だからこそ、
「このズレには、どんな背景があったのだろう?」
「本人なりに、どう考えて導き出したんだろう?」
と、ほんの少しだけ、想像をめぐらせてみてください。

もしかしたらそれが、
イライラの奥にあった自分自身の気持ちに気づく、きっかけになるかもしれません。

このお話は、「中学受験365日戦記」第5話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。

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👉 中学受験、父と子の365日戦記|第5話を読む

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