vol-029|どこまで手を出す? 親の“介入ライン”に迷った日
「どこまで親が手を出すべきなのか」──
中学受験の世界に足を踏み入れたとき、多くの親が一度は悩む問いではないでしょうか。
最初は、「小学生なんだからサポートが必要」と思っていたはずなのに、だんだんと「いつまで、どこまで関わるべきなのか」がわからなくなっていく。
宿題は?
復習は?
テストの見直しは?
声をかければ、子どもは嫌な顔をする。
でも放っておけば、まったくやらない。
あれこれ言えば「うるさい」と返され、
黙っていれば「なんで言ってくれないの?」と拗ねられる。
正解なんて、どこにもない。
その事実が、さらに不安を大きくさせるのです。
やればやるほど、境界線が見えなくなる。
気づけば、子どもの代わりに計画を立て、
チェック表をつくり、丸つけまでやっていた──
そんな親御さんも、きっと少なくないはずです。
でも、だからこそ、思うのです。
迷っている、ということ自体が、
「ちゃんと子どもと向き合っている証」なのだと。
悩みながらも、その子にとってのベストを模索している。
その姿勢こそが、親としての成長なのかもしれません。
手を出しすぎたときは、「やりすぎたな」と反省すればいい。
見守りすぎて失敗したら、次に活かせばいい。
毎日が試行錯誤。
それが受験期の“普通”なのかもしれません。
——今日も、子どもと向き合っているあなたへ。
どうか、その悩みが無駄ではないことを、忘れないでいてください。
このお話は、「中学受験365日戦記」第6話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第6話を読む
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