vol-030|中学受験のゴールは「合格」じゃないと気づいたとき
「受かってほしい」と思うのは、きっと親として自然な気持ちです。
むしろ、それ以外の感情がどこにあるんだろう…そう思っていた時期もありました。
努力が報われてほしい。
報われたと思わせてあげたい。
そのためには、やっぱり合格してもらわないと──。
そんなふうに、知らず知らずのうちに「合格」がゴールのように思えて、気づけばその一点に向かって親が必死になっていたこともあります。
でも、ふとした瞬間に思うのです。
子どもが「わかった!」「できた!」と嬉しそうに言った日。
前よりも自分から机に向かうようになったとき。
失敗しても立ち直れるようになった姿を見たとき。
この時間こそが、ほんとうは“中学受験”の本質なのかもしれないと。
もちろん、合格はしてほしいです。
それを願う気持ちは、今もこれからも変わりません。
でも、「それだけじゃない」と思えるようになったら、ちょっとだけ肩の力が抜けるかもしれません。
親の焦りと願いの間で揺れながら、少しずつ視野が広がっていく。
そんな自分の変化もまた、受験がくれた“ひとつの成果”なのだと思います。
—— あなたにも、そんな変化がすでに訪れているのかもしれません。
このお話は、「中学受験365日戦記」第6話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。
息子の成績・宿題・感情…実際の家庭で起こったリアルな記録はこちら👇
👉 中学受験、父と子の365日戦記|第6話を読む
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