ChatGPT副業記録①― 副業って何から始める?ChatGPTに聞いてみた ―

「このまま定年まで突っ走るだけでいいのだろうか?」
ある日の帰り道、何気ないタイミングでそんな思いが頭をよぎりました。
私は49歳。税理士として登録はしているものの、今は上場企業の経理部門で働いています。会社員としての生活にも、専門職としての自負にも、不満があるわけではありません。
でも、ふとした瞬間に、「この働き方は、あと10年も続くのだろうか?」という違和感のようなものが胸をよぎるようになったのです。幸い会社には登録すれば副業が認められる制度があります。ダメ元でやってみようと考えました。
■ 副業って、どう考えればいいの?
副業という言葉は、ここ数年でかなり一般的になりました。でも、実際に「自分がやる」となると、何をどう始めていいのかわからない。
株?不動産?動画編集?YouTube?せどり?
検索すれば無限に情報が出てくる。けれど、どれも「なんとなく自分には合わない気がする」。
何よりも「何をやるか」より先に、自分にとって大事なのは、「どんな副業なら続けられるか」「どんな副業なら楽しめるか」だと気づきました。
■ ChatGPTとの出会い
そんな折、職場の社内勉強会でAIの可能性について学ぶ機会がありました。
正直、それまでの私はChatGPTの存在すら知りませんでした。でも、実際に使ってみて驚いたのは、その“対話力”。 たとえば、こんなやりとりをしてみました。

「これなら、ひとりで考え込まずに済むかもしれない」
何をするにも、まずは考えて、悩んで、調べて、失敗して…そんな風にひとりで背負い込むのがこれまでの自分でした。
でもChatGPTがいれば、軍師のように助言をくれ、時には「それは違う」と言ってくれる。これはもしかして、続けられるかもしれない──そんな期待が芽生えた瞬間でした。
■ 子どもの受験と、親の転機
同じ頃、小学6年になる我が子が中学受験を目指して勉強を始めていました。
夕方は塾へ、夜は復習やテスト勉強。頑張るその姿に、どこか自分も背中を押されるような気がしていました。
子どもは、未知の世界に飛び込もうとしている。だったら自分も、少しだけ勇気を出して、知らない世界に一歩踏み出してみよう。
そんな思いが、次第に形になっていきました。
■ 副業は、「お金のため」だけじゃない
もちろん、副業を考える理由のひとつに「お金」はあります。
でも、私にとって副業とは、
- 「誰かの役に立つ実感を得たい」
- 「自分の表現をしたい」
- 「将来、子どもに“父さんはこんなふうに挑戦してたよ”と言えるようにしたい」
そんな気持ちが強かったのです。
ChatGPTという存在に出会い、もしかしたらそれを実現できるかもしれない──。
そう思ったところから、私の「ChatGPT副業記録」は始まりました。
次回:「ChatGPTとなら、自分にもできるかもしれない」