塾選びで迷ったら?我が家が重視した3つの視点

こんにちは。
FP・税理士として働きながら、中学受験に取り組む息子の父親としても奮闘中の私が、「塾選び」で重視した3つの視点を紹介します。


塾選びで最初に感じたこと

中学受験を意識し始めたとき、最初に悩んだのが「塾をどうするか」でした。
塾は中学受験における最大の支出項目とも言われており、選び方を間違えると「費用も労力も報われなかった…」ということになりかねません。

我が家では、3つの視点を大切にしながら塾選びを進めました。
完璧ではないかもしれませんが、結果として「うちの子にとってはよかった」と思える選択ができたと感じています。


1. 子どもに合う“雰囲気”と本人の納得感

実は我が家では、複数の塾を回って比較したわけではありません。
候補となった塾は3つほどありましたが、説明会の都合上、日曜日に開催されていた浜学園だけ参加できました。

塾を選ぶうえで最も大事にしたのは、子ども自身が「ここなら通ってもいい」と思えること
最終的には、親が押しつける形ではなく、子ども自身が「通いたい」と言うまで待つというスタンスを取りました。
そのおかげで、6年生になる直前まで通塾はせず、納得したタイミングで自然と塾通いが始まりました。


2. 通塾負担が“家庭の生活リズム”に合うか

我が家では、一人で通える範囲であることを重視し、電車で1駅の場所にある塾を選びました。
送迎の負担がなくなることで、共働き家庭でも継続的に通わせやすくなります。

通塾日数についても悩みましたが、週1の集中講座よりも、週3回の通塾を選びました。
これは、平日の学習習慣を身につけてほしいという考えと、宿題の量とのバランスを考えた結果です。

結果的に、週3回というペースは我が家にとってちょうどよく、無理のない範囲で学習のリズムを作れています。


3. 費用とタイミングのバランスを見る

正直に言うと、塾代にはかなり驚きました
現在の月謝は**57,530円(教材費別)**で、ここに教材費やテスト費用が加算されます。
入塾時には初期費用だけで10万円を超え、「これは予想以上だな」と感じたのが本音です。

ただ、私自身がFP(ファイナンシャル・プランナー)でもあることから、
帰宅直後に概算で年間の費用を見積もり、資金計画を立てることで、心の準備と家計の安定を図りました。

とはいえ、入塾当初は「費用対効果を細かく考える」よりも、

「中学受験とはこれぐらいお金がかかるものだ」
という“腹決め”のような気持ちでスタートしました。

さらに、我が家が浜学園を選んだ理由のひとつには、

「どうせ受験勉強をするなら、ハイレベルな教材と教育に触れてほしい」
という思いがありました。

ネット上の評判や合格実績を見る限り、愛知県でもトップクラスの学力水準を誇る塾だと感じました。
たとえ合否の結果がどうであっても、“塾での経験そのもの”に価値を感じられるなら、支払ったお金は無駄ではない
そんな考え方で、**“合格のための支出”ではなく、“人生経験のための投資”**として塾費用を捉えるようにしています。


補足:通塾前の工夫も大切だった

ちなみに、塾に通う前の4・5年生の期間は、通信教材を活用して費用を抑えていました

  • 算数は「公文式(通信)」
  • その他は「スタディサプリ」
  • 模試だけは毎月受験(有料)

このように段階を踏みながら、塾代を抑えつつ、受験準備ができる土台作りをしていたことは、今思えばとても効果的だったと思います。


正解は「我が家に合っていたかどうか」

塾選びに“絶対の正解”はありません。
ブランド名や偏差値だけで選ぶのではなく、「子どものタイプ」と「家庭の事情」に合わせた塾選びこそが、成功への第一歩になると私は感じています。

親が先回りして全て決めてしまうのではなく、子どもと一緒に考えるプロセスそのものが大事
我が家では、そのスタイルが今のところうまくいっています。


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次回は、**「中学受験とお金。FPが実践している“教育費の見える化”」**について、
我が家の具体的な工夫や試算方法を紹介したいと思います。