中学受験パパ税理士がFPブログを始めた理由【1年後にリライト】
※この記事は2025年7月30日に公開したものを、約1年後に全面リライトしたものです。記事の後半には、当時の原稿もそのまま残しています。
ChatGPTが数分で書いた記事を、1年後に読み返してみた
このページは、MKブログのかなり初期に公開した記事である。しかも少々厄介な場所にいる。
当サイトで最も読まれている記事は「留保利益の税効果を分かりやすく解説」。この記事はその次に公開したものなので、検索流入は皆無なのに、タイトルとアイキャッチ画像だけは妙に人目に触れやすい。
そろそろ何とかした方がいい。そう思って久しぶりに原稿を開き、思い出した。
あっ。これ、ChatGPTに数分で書いてもらったやつだ。
ブログ開設直後のMKは、とにかく記事が欲しかった
当時はブログを始めたばかり。当然ながら記事がほとんどなかった。
そこでChatGPTにブログを始めた理由などを話し、いくつかの質問に答えた。すると数分後には、それらしい記事が一本できあがった。
当時のMKは「すげえ。もう記事ができた」と思い、ほぼそのまま公開した。
ちなみに、こんな作り方をした記事は他にもある。
今回はそのうちの一体を発掘したというわけである。
1年前のAI記事は、どれだけヒドいのか?
さっそく読んでみる。
元記事には、
中学受験にはお金がかかる——そうは聞いていましたが、正直、想像を超えていました。
とある。これはその通り。
MKは大学までずっと公立校育ちで、塾に通った経験もない。塾代、模試代、講習費を見て「うーん、すごいなぁ」と思っていたのは事実である。
さらに、
中学受験は、お金だけでなく“親子の時間”や“成長のきっかけ”をもたらしてくれる大きなイベント
とも書いてある。これも、その通りだった。
今のMKは息子の中学受験を最後まで経験している。そのうえで読んでも間違っていない。
おかしい。
黒歴史を発掘したつもりなのに、書いてあることは全部合っている。
だったら、別にリライトする必要はないのでは?一瞬そう思った。
いや。その一行で済まされてたまるか!
問題は、もう一度この部分を読んだときに分かった。
“親子の時間”や“成長のきっかけ”
正しい。実に正しい。
しかし、その後MKが息子と中学受験に投じたパワーは、そんな一言で済ませられるものではなかった。
親も子も大変な思いをしながら最後まで走り、その記録だけで、このブログには「中学受験、父と息子の365日戦記」という連載ができた。
中学受験をきっかけにMKは小説を読むようになり、今では無茶苦茶大好きな「成瀬」シリーズにも出会った。息子自身も、学力だけではない部分で大きく成長した。
だから「親子の時間や成長のきっかけ」という表現は間違っていない。
ただし、
「親子の時間や成長のきっかけ」に全部圧縮した瞬間、面白かったはずのものが全部消えている。
我が家のあの365日を、そんな一行で表現されてたまるか。
ところで「FPブログ」はどこへ行った?
もう一つ、今読むと面白い。
この記事のタイトルは、「中学受験パパ税理士がFPブログを始めた理由」だった。
もともとのコンセプトは「税理士×中学受験」。中学受験にはカネがかかる。MKはFP資格も持っている。ならばFP目線でも何か書けるのではないか、と考えていた。
ところが実際に中学受験へ突っ込んでいくと、話が変わってきた。
もちろんカネはかかる。しかし途中から重要になったのは、家計上どう考えるかではなく、息子がどうするのか、親としてどう支えるのか、家族でどう乗り切るのかという話だった。
気がつけば、FPの出る幕がほぼない。
そしてブログにも、教育費をFPが解説する記事ではなく、「中学受験、父と息子の365日戦記」が残った。
ブログを書き始めた本人ですら、このブログに何を書くことになるのか分かっていなかったのである。
悪いのはChatGPTなのか?
ここまでなら、「やっぱりAIに数分で記事を書かせたらダメだ」という話にできる。でも、そういう話でもない。
1年前の記事を読み返しても、ChatGPTは別に間違えていない。当時のMKが話した内容を拾い、整理し、数分で一本の記事にした。
ただ、材料が少なかった。
だから「親子の時間」「成長のきっかけ」という綺麗な言葉に圧縮された。
しかも、その後に父と息子がどんな1年間を過ごすのかなんて、当時のChatGPTには書けるはずがない。
まだ何も起きていなかったのだから。
では、その後に起きたことを知っている人間なら大丈夫なのか。そう考えると、少し怪しい。
たぶん人間も、最後は1行にする
10年後、誰かに息子の中学受験について聞かれたら、未来のMKはこう答えるかもしれない。
「いやあ、大変だったよ。でも親子とも成長できたかな」
1年前のChatGPTと、ほとんど同じである。
たぶん人間の記憶も、時間が経てば勝手に圧縮される。
あれだけいろいろあった365日も、最後には「大変だった」「頑張った」「いい経験だった」で済ませてしまうかもしれない。
どれも間違ってはいない。ただ、その一言からは、そのとき何に悩み、何を考え、何が嬉しくて、何がおかしかったのかが消えてしまう。
ああ、だから「リアルブログ」なのか
ここまで書いて、ようやく気づいた。
このブログには、後から見ればどうでもよさそうな細かいことまで書いてある。でも、たぶんそれでいい。
未来になると1行で振り返られてしまいそうなことを、1行で済まさせない。
「中学受験は大変だった」だけなら一行で終わる。
でも、その一行になる前には365日があった。
そのとき何が起き、何を考えていたのかを、まだ覚えているうちに書いておく。
それが、このブログで「リアル」を記録している意味なのかもしれない。
1年前の記事は、間違っていなかった
1年以上前、ChatGPTが数分で書いた記事には、
中学受験は、お金だけでなく“親子の時間”や“成長のきっかけ”をもたらしてくれる大きなイベント
と書いてあった。今読んでも、間違っていない。本当にその通りだった。
ただ、あの頃のMKもChatGPTも、その一行の中に何が入ることになるのかをまだ知らなかった。
その後、父と息子は本当に中学受験を最後まで走った。
ChatGPTが数分で書いた記事に間違いはなかった。
ただ、その続きを書くのに、父と息子は1年かかった。
そして、その1年をもう一度たった一行に戻さないために。
MKは今日も、このブログを書いている。
【2025年7月30日公開】リライト前の原稿
ここから下は、ブログ開設直後の2025年7月30日に公開した元記事です。
ChatGPTのヒアリングに答え、ものの数分で作成。そのまま掲載しました。
上の記事を読んだあとで改めて読むと、「間違ってはいない。でも、何かがごっそり抜け落ちている文章」がどんなものなのか、よく分かります。
以下、当時の文章をそのまま残します。
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こんにちは。
このブログを訪れてくださってありがとうございます。
私は現在、愛知県で自動車部品メーカーの経理部に勤務しながら、副業として税理士事務所を開業しています。
本業は経理畑一筋で20年以上のキャリアがあり、税理士としては2年目。FP(ファイナンシャル・プランナー)資格も保有しており、これからは家計やライフプランの分野でもお役に立てるよう、少しずつ情報発信を始めたいと思っています。
■ なぜ今、ブログを書こうと思ったのか?
きっかけは、息子の中学受験です。
中学受験にはお金がかかる——そうは聞いていましたが、正直、想像を超えていました。
私は大学までずっと公立校育ちで、塾に通った経験もありません。
そのため、塾代、模試代、講習費、受験料……と、次々に出ていく費用の現実には本当に驚きました。
同じように「こんなにかかるとは!」と感じている親御さんは、きっと少なくないと思います。
■「教育費は聖域」——本当にそれでいい?
FP相談の現場ではよく、
「教育費は“聖域”になりやすいので注意が必要です」
という言葉を聞きます。私自身もそう考えていましたし、実際にそのとおりだと思っています。
ですが、だからといって「教育費=悪」とは思っていません。
中学受験は、お金だけでなく“親子の時間”や“成長のきっかけ”をもたらしてくれる大きなイベントだと、息子と向き合う中で気づいてきました。
■「受験の主導権」は、子どもと共有しています
模試や講習、追加の講座など、「本当に受けるべきかどうか」を判断するとき、
我が家では**“親が決める”のではなく、“子どもと一緒に考える”**ことを意識しています。
「今はこの模試を受けたほうが自信になるかな?」「この講座は負担が大きすぎないかな?」
そんな会話をしながら、一緒に選択を積み重ねています。
お金の使い方だけでなく、受験というプロセスそのものを“親子の協働”として体験することで、見えてくるものがたくさんあります。
■ よいお金の使い方だったと思えるように
せっかく多額のお金をかけるなら、
「中学受験をしてよかった」「家族にとって価値ある投資だった」と思えるようにしたい。
そして、同じように悩んだり、不安を感じたりしているご家庭に、
「お金の使い方」「家計の整え方」「心の持ちよう」などを実体験+FP+税理士の視点から伝えていきたいと思ったのが、このブログを始めた理由です。
次回は…
中学受験で迷いがちな「塾選び」について、
我が家が重視した3つの視点を紹介したいと思います。
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