ココナラで40本以上の商品を出している人を見つけた


ココナラに第1号商品「副業のお金『お悩みはっきりくん』」が出品されたあと、ようやく市場調査が始まった。

「副業・収入を得る方法」の商品一覧には、「月5万円」「年収1000万円」「ほぼ不労」といった言葉を掲げた商品が並んでいた。
そこで次の商品として検討され始めたのが、第1号とは違い、もっと直接的に「稼ぐこと」を扱うAIソフトだった。
副業が伸びない原因を分析するものはどうか。自分に合った稼ぎ方を探すものはどうか。
第1号商品を作ったときには、商品を完成させてから市場を見た。今度はココナラに実際に並んでいる商品を見ながら、そこに合わせた商品を考えている。

その調査の途中で、40本以上の商品を出品している、ある販売者が見つかった。

最初の6本は、接骨院・治療院だった

その販売者の商品を古い順に並べると、最初の6本にははっきりとした共通点があった。いずれも接骨院や治療院を対象とした経営ノウハウだった。
一口に接骨院の経営といっても、同じ内容の商品が繰り返されているわけではない。複数の切り口から、それぞれ具体的なテーマが取り上げられていた。
商品一覧だけを見て、販売者の経歴や専門性まで判断することはできない。
それでも最初の6本からは、接骨院・治療院の経営について何らかの知識やノウハウを持つ人物が、それをコンテンツとして販売しているのではないかと思わせるものがあった。

ところが、古いものから順に商品を見ていくと、その後から少しずつ様子が変わっていく。
接骨院・治療院の経営ノウハウに加えて、金融商品を解説するガイドが現れた。
さらにビジネスノウハウを扱う商品が加わり、出品が進むにつれてテーマの範囲は広がっていった。
最初の6本では比較的想像しやすかった「何について詳しい人なのか」が、40本以上の商品を通して見ると、次第に分かりにくくなっていた。

商品画像にも似た傾向があった。コンテンツの内容を一枚の絵にまとめたようなパッケージが使われており、その多くはAIによって生成されたものとみられた。
接骨院・治療院から始まった40本以上の商品が、一つの出品者ページに並んでいた。
そして、この商品群が見つかったのは、MKとAIが「ココナラの市場に合わせた第2号商品」を作ろうとしていた、まさにその途中だった。

40本の先に見えたもの

MK

怖かったのは、40本以上出していること自体じゃないんですよ。
古い順に見ていくと、最初は接骨院とか治療院のノウハウが6本くらい続いている。内容にも具体性があって、『この人はこの分野について何か持っているんだろうな』と思えたんです。
それが途中から金融商品になって、ビジネスノウハウになって、だんだんテーマが広がっていく。最後の方まで見たときには、『この人は何の専門家なんだろう』という感じになっていた。

もちろん、ここからは私の想像です。
最初は自分の専門領域やノウハウを売ろうとした。でも、それでは売れなかった。
だったらマーケットが求めているものを作ろう。AIを使えば、コンテンツも商品画像もいくらでも作れる。そう考えたのかもしれない。

問題は、それが私にも簡単にできることなんです。
テーマを決めて、AIと一緒にコンテンツを作って、商品画像も作って出品する。やり方だけじゃなくて、それを繰り返して40本の商品を並べている自分の姿まで、かなりリアルに見えてしまったんですよ。

実際、第1号商品はまだ一つも売れていないのに、もう市場を見て第2号を作ろうとしていたわけですから。

ココナラでの作業を止める

この調査を境に、第2号商品の開発は中断された。

すでに出品されている「お悩みはっきりくん」についても、5,000円という価格は変更せず、商品説明を大きく書き換えることもしなかった。
新しい商品も追加せず、ココナラでの作業そのものをいったん止めることになった。

第1号商品を市場へ出したにもかかわらず、その結果をほとんど見ないまま次の商品開発が始まろうとしていた。
しかもAIを使えば、商品を作って画像を用意し、次々と出品するところまで短時間で進めることができる。

ここでは、その速度を使わないことが選ばれた。
「お悩みはっきりくん」は、そのままココナラに残された。何かを追加して動かすのではなく、実際に誰かが5,000円を払って購入するのか、その結果を見るためである。
こうして9月6日に始まったココナラでの販売は、第1号商品を一つ置いたまま、動きのない状態に入った。
その状態は、10月になっても変わらなかった。

1か月置いてみた結果

10月25日の公開にあたり、約1か月前に出品した「お悩みはっきりくん」の販売状況をあらためて確認した。
結局、この商品が購入されることは一度もなかった。販売本数は0本、売上も0円である。

月刊1万円プロジェクトの第1回で実際に使ったお金は、海外でプロンプトを購入した1,700円だった。
そのプロンプトをきっかけに販売商品をAIソフトへ変更し、「お悩みはっきりくん」を作り、何度もテストして、サンプルレポートも用意した。
AI生成画像の扱いが分からなければココナラ運営へ問い合わせ、最終的には5,000円の商品として実際の市場に並べた。

それでも、一つも売れなかった。
したがって、ココナラ編の最終成績は支出1,700円、売上0円、収支マイナス1,700円となった。

「お悩みはっきりくん」は販売を取り下げず、そのままココナラに置いておく。ただし、ここからさらに商品を追加して売上を追いかけることはしない。