vol-028|「もっとちゃんと読みなさい」と言いたくなる夜もある

「もっとちゃんと読みなさいよ…」
つい、そう言いそうになる夜が、何度もありました。

問題の意味を取り違えていたり、本文と全然違うことを書いていたり。
「なんでこんな読み間違いを…」と、こちらが戸惑ってしまうこともありますよね。

きっと、本人なりに一生懸命読んでいる。
でも、集中力が続かない日もあるし、頭が疲れていたのかもしれない。
読んだつもりで、ちゃんと読めていないことだってあります。

大人だって、そういうとき、ありますよね。

それに、たとえ読み違えていても、答えを書くところまではたどりついている。
「なんとかしよう」と頑張った証が、そこにあると思うんです。

だから、「もっとちゃんと読みなさい」と責めるよりも、
「ここまではちゃんと読めてたね」と、まずは伝えてみる。

そうすると、不思議と子どもも素直に反応してくれるような気がします。
あとは一緒に、どこでズレてしまったのかを、冷静に振り返ればいいだけ。

それができた夜は、少しだけ親として成長できた気がして、
翌朝の目覚めも、いつもよりほんの少し、柔らかくなるんです。

—— あなたの夜も、そんなふうに穏やかでありますように。

このお話は、「中学受験365日戦記」第5話と連動しています。
あわせてお読みいただけると、きっと共感していただけることがあると思います。

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👉 中学受験、父と子の365日戦記|第5話を読む

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